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「焼豚ロール」開発物語 ブログトップ

ロールケーキみたいな焼豚をお祝いに。 [「焼豚ロール」開発物語]

焼豚ロールギフト3個タテイメージ250.jpg 四角家謹製「焼豚ロール」が売れてます。
 入学、卒業、就職、結婚など何かとお祝い事の
 多いこの時期、「焼豚ロール」をギフトにしたいと
 お買い求めのお客様が増えています。
 そう言えば、ギフトパッケージの写真を公開
 したことがなかったので今回撮影してみました。
 「ロールケーキみたいな焼豚」のキャッチフレーズ
 のイメージ通り、まるでスイーツかと
 思わんばかりのラッピングが好評で、リピート
 してくださるお客様も。
 この包みに、まさか焼豚が入ってるとは
 思わないでしょ。
 取り出して切ってみると、
 どこを切ってもきれいな渦巻きが続きます。
 味はもう言うまでもなく、とろけるほどに柔らかく、
 他の焼豚にはないローストしたような
 香ばしい味わい。

豚バラながら脂の重さを感じないのは時間をかけてていねいに二度炊きしているからです。
厳選した肉を全行程手作業で作る「焼豚ロール」は大量生産品とは完全に一線を画した逸品。
大切な方への大切な贈り物としておすすめです。

●Attention!
ラッピングは予告なく変更することもございます。ご希望がありましたらその都度ご相談ください。
「焼豚ロール」は下記のオンラインショップで購入できます。
お近くの方は直接お店でも購入できますが、予め在庫をお電話でご確認の上ご予約ください。

●四角家餃子本舗オンラインショップ      ●47club(よんななくらぶ)

 【舌の肥えたあの方に、こだわりの焼豚を。】by Amazon.co.jp 
焼豚ロール 650g

ロールケーキみたいな焼豚 焼豚ロール 650g

  • 価格:4900円     発売元: 四角家餃子本舗
  • ★どこを切っても渦巻き。オードブルにぴったりの焼豚です。
    熟練した職人の手で1本1本仕込み、
    二度炊きならではの上品な味に仕上げました。
    他にはない、贅沢な逸品です。

    各種お祝いやお見舞い返し、ちょっとした訪問のお土産に喜ばれています。 
    ご注文は余裕を持ってご予約ください。
 
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第5章 ロールケーキみたいな焼豚 「焼豚ロール」本日発売! [「焼豚ロール」開発物語]

焼豚ロール完成図.jpg
 「焼豚ロール」   650グラム 4900円  タレ付

お待たせしました。「焼豚ロール」、本日発売です。
スッタモンダあったけど「四角家」らしい、いいものができました。
全国津々浦々、いろんなおいしい焼豚があると思うけど、
味、形、すべてにおいてこだわった究極の逸品です。
お肉屋さんの焼豚と値段だけ比べると少しばかり高く感じるかもしれませんが、
専門の料理人が厳選した素材で手間をかけて作りあげた逸品、
実際に食べていただけると、むしろかなりおさえた価格であることがおわかりいただけると
思います。ドン・タニシ、まずはこの自信作を食べていただきたいと
内容からすると破格の5000円切りを設定しました。

【焼豚ロールの特徴】
オードブル.jpg
1.どこを切っても断面が渦巻き模様。
●カットした断面が美しいので、皿に並べる
だけでそのままオードブルになります。
おもてなしのテーブルにおすすめです。

●赤身と脂身がバランスよく層になっている
ので、脂身が苦手な方もあまり脂っこさを
感じず、柔らかくおいしくいただけます。

●豚肉の自然な層を活かすため、1頭の豚から
6個だけという贅沢なカッティングにより
全面渦巻きが実現しました。

2.秘伝のタレを使った二度炊き仕上げ
●手間をかけて二度炊きすることで、肉がより柔らかくなっています。

●余分な脂がかなり落ちているのであっさりとお召し上がりいただけます。

●職人が30年継ぎ足し続けて使っている秘伝のタレで仕上げることで
ローストしたような独特の風味が味わえます。
飽きのこない上品な深い味が魅力の大人の焼豚です。
 
3.職人の手によるていねいな仕事
●素材選びから肉のカット、巻き、二度炊きまで専門の職人による手仕事です。
そのすべてに職人の技と配慮が行き渡った究極の焼豚故、
1日に出荷できるのは6個のみ。大切な方への贈り物としても最適です。

【試食エピソード】
たまたまグッドタイミングできた、某新聞社のO西さんに試食してもらった。
ちなみに彼女、なかなかの食通でウワバミ。
気がよくつく才女だが、下手なお世辞を言ったりせず、
何でもはっきり言ってくれるので感想を聞いてみた。
O西さん 「おいしー。私、脂身の部分はどちらかというと苦手なんですけど、これはおいしー。
       脂の部分が固まってなくて赤身と薄い層になってるから脂身がきにならないですぅ。
       これ贈答にしたいな。おいしいです。あー、ビール欲し。」
ドン・タニシがこだわった赤身と脂身の層が、見た目だけでなく味でも表現できてたみたい。

【パンフレットなど制作物協力】
中山さん.jpg安藤さん.jpg
●デザイナーのN山さんとカメラマンのA藤ジローさん。

12月のお忙しい中、パンフレットなどの印刷物ツールをデザインしてくれたN山さん、
何度も写真を撮りに来てもらったA藤ジローさん、ありがとうございました。

こうして、皆様の協力のもと、やっと「焼豚ロール」が完成しました。
オンラインショップもしばらく工事中でしたが、やっと今日から商品が購入できるようになりました。
同時に、餃子の方も個数と値段、パッケージもリニューアルしています。
新しい商品、これからも開発していきますので、今後の「四角家」をお楽しみに。


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第4章 問題発生! 美しいロールへの厳しい道。 [「焼豚ロール」開発物語]

焼豚1イメージ.jpg
「焼豚ロール」の2011年1月発売に向けて、我々は商品の味や形はもちろんのこと、
パッケージや販売価格の決定、パンフレットの作り替えなども同時に進めてきた。
時は12月の忘年会シーズン。仕込みの合間を縫って、パンフレットの原稿制作や撮影。
ようやく年内にすべてが揃い、1月早々、センセーショナルに販売をスタートするはずだった。
焼豚断面.jpg
「断面がロールでない」
キマコさんの何気ないこの一言で、事態は一転する。
工場から持ち帰った焼豚を端からカットしていたキマコさん、ロールという言葉の解釈に
はじめて疑問を持った。
端から1センチくらいの厚さで5、6枚カットする。
今までカットしたときのようなくるんとした模様が出てこなかった。
8枚目あたりからようやくくるんとした模様が出てきた。
くるんとした断面は、豚バラ肉をロール状に巻きこんだときに肉の赤身と脂身の白い部分が
きれいに層になることによりできる。豚バラの焼豚ならではの特徴だ。
しかしながら、これは自然の肉故、必ずしも赤と白の層が一定ではない。
その時の肉によっても違うし、同じ豚バラでも使う部分によって違う。
どこを切っても金太郎というわけにはいかないのだ。当然すべてがロールケーキのように
均一ではないわけだから、むしろくるんとした渦巻き模様ができることが偶然の産物なのだ。
カットしなくても、外観はロールと言えばロールだ。
断面もロールであることが求められるのか?
タニシ  「肉は自然のものやからのう。金太郎飴みたいなわけにはいかんやろ」
キマコ  「そうですね。但し書きをつけましょうか。作る側からするとあたりまえなんですけど、
       ロールケーキみたいな焼豚と思って買った人が、切ってみて
       そうでなかったら、自然のものとはいえがっかりしないかなあ」
「焼豚ロール」は「ロールケーキみたいな焼豚」がコンセプト。
端の方はしょうがないにしてもできるだけ断面の渦巻きをキープする肉のとり方ってできないものか。
再び職人たかちゃんと相談。
これが口で言うほど簡単なことではなかった。
赤身と白い脂身をそれぞれカットして合板みたいな作り方は職人として納得がいかない。
肉だって赤身と脂身のバランスがいい、いい肉だ。
職人としては肉本来の美しい層を生かしたい。
試行錯誤の上、やっとできたのがコレ。
ずんぐりむっくり君.jpg焼豚ロール切り株.jpg
重量はほとんど同じだが、形がずいぶん変わった。
太く短く。早速切ってみると、端っこから渦巻き状態が維持されている。
おお! すごい。断面がすべてくるんとした渦巻き模様だ。
ちょっと太めだが、最近のロールケーキは太めの巻きが多いからこの形もありか。

自然の肉の層を生かすために、職人は大胆なカッティングを試みた。
あまりにも贅沢すぎる肉のとり方。
このカットで「焼豚ロール」を作ると、なんと1頭の豚から6個しかとれないという。
lこんなに手間がかかってロスなやり方は普通誰もしない。
となると、おのずと現在想定している単価で売ることはできなくなる。
肉の質は下げたくない。
だけど。安くてそれなりにおいしい焼豚なら、たいてい近所の肉屋さんに行けばある。
「四角家」が作るなら、焼豚も唯一無二のものを作りたい。
「焼豚ロール」でなければいけない、そんな完全なるものを、僕らは作りたかった。

これでいくとなると、さらに問題が生じてくる。
パンフレット用の写真はすでに以前の形で撮っていた。
形がずいぶん変わっているので前の写真は使えない。すぐにカメラマンを手配して撮影する。
12月中のパンフレット制作に間に合うのか。発売予定が怪しくなってきた。

早速食べてみる。
タニシ  「どんなで、メダカ君?」
うまいです。こんなに太いのにさらに柔らかくなってる。
ほんとにうまい。食べ応えあります。
タニシ  「キマコ君は?」
キマコ  「・・・」
タニシ  「なんや?」
キマコ  「前のより柔らかいし、高級感もあって、断面も端から端まで渦巻いてて・・・。
      味も申し分ないんだけど・・・なんか・・・なんか思ったほどの感動がない・・・」
このキマコさんの心ない言葉にボスは激怒する。
タニシ  「あの寒い工場で、一人こっちのわがままに何度も作りなおして、たかちゃんが一生懸命
       いい仕事をしてくれてるのに、感動がないとはどういうことや!」
キマコ  「・・・」
ここへきて、プロジェクトチームに致命的な亀裂が入ってしまった。
僕は小さな池の中でただピチピチするしかなかった。

実際、何が心を突き動かさなかったのか、キマコさん自身にもこのときはわからなかった。
工場でたかちゃんが一つ一つ、どれだけ手間をかけて「焼豚ロール」を作っているか、
彼女も見たはずだ。なのになぜ・・・?
キマコ  「すいません。一晩だけ時間をください。何が自分の中でひっかかるのか、一晩考えて、
       明日社長(たかちゃん)に相談して必ず解決します」
これまで、ドン・タニシは1月早々の発売に向けて、必死でさまざまなスケジュールを調整してきた。
これで、パンフレットの年内アップは完全になくなった。
パンフレットどころか、「焼豚ロール」の発売すら雲行きが怪しくなってきた。

翌日、たかちゃんに電話をするキマコさん。
キマコ    「何度も何度も無理を言ってすいません。前よりさらに柔らかくて、渦も巻いてて、
         味は本当に申し分ないんです。でも何かもう一つインパクトに欠けるというか・・・
         最後にもうひとつだけわがまま言っていいですか?」
たかちゃん 「妥協はいかんで。妥協したら絶対いかん」
そう言って、たかちゃんはキマコさんの話を聞いて一つ一つ技術的な改善策を提案してくれた。
電話の後、その言葉に申し訳ないのとありがたい気持ちで、ボロボロ涙があふれるキマコさん。
仕事に対して、食材に対して、そして人に対してもいつも一生懸命、誠実に対応するたかちゃん。
それが作るものにも表れている。だからこそ、こちらも本気で対応しなければ。
人を感動させるものを作ることは、本当に難しい。

3日後、たかちゃんから新しい「焼豚ロール」が届いた。
箱から開けるなり、ドン・タニシから感嘆の言葉がこぼれた。
タニシ  「おー。きれーな形やのー」
焼豚ロール完成図.jpg

今回のは前回のより細長いが、最初のより短い。
その端正な形に、カットする前から気に入っていたドン・タニシ。再々度カメラマンを手配。
カットしてみる。外観もスタイリッシュだが、中の渦巻きもきれいだった。
どこを切っても金太郎のように模様が一定ではないけれど、最初から最後まで
どこを切ってもくるんと渦を巻いている。こんな焼豚は見たことない。

お取り寄せの商品というのは、味や品質はもちろんだけれど、
ある種のサプライズが求められる。
前回の太巻きのときも、どこを切っても渦巻きだった。
もうほとんどそれで十分だったのだけれど、そこは肉を1周以上くるんと巻くことの難しさ。
肉を炊くと赤身が縮んでロールの真ん中や巻く途中に隙間ができてしまう。
当然そこにタレが染み込むから茶色くなる。それはそれで切り株のような感じで
おいしそうなのだけど少しワイルドな印象。
見た目にはちょっとしたことだけれど、この美しいロールを作るために
職人は肉を平らに成形し、さらに力を込めてていねいにていねいにひもで巻いた。

「ロールケーキ」のようなハッとする美しさ。
キマコさんがあのときうまく言えなかったけど、ほんのちょっと足りない何か・・・はコレだった。

「焼豚ロール」が、完成した。


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第3章 焼豚ロールができるまで。【尼崎工場にて】 [「焼豚ロール」開発物語]

12月のよく晴れた日曜日、僕ら四角家チームはボスのカブトムシ号に乗って
尼崎にある工場へと向かった。いよいよ大詰めとなる「焼豚ロール」の最終打ち合わせと、
その全工程を確認するためだ。たかちゃんへのお土産に「福弥」の海老天を買って行く。
天ぷら(練り天ぷら)は香川の名物の一つだが、特に赤い色をした海老天は
県外では珍しいらしい。「福弥」さんは観音寺の老舗の天ぷら屋さんなのだけど、
レインボーロードのショッピングセンターマルナカにも入ってて、
予約しておくとその時間に揚げといてくれる。ここのおっちゃん、親切でいつもオマケをくれるのだ。
タニシ 「おー。今日はユニクロのセールでないか。キマコ君、ちょっとだけやぞ。
      これから尼崎まで行かないかんけんの。ほんまにちょっとだけやぞ」
マルナカの敷地内にユニクロがある。・・・5分後。
タニシ 「もうええか」
キマコ 「あ・・・。はいっ」
好みの柄のフリースがなかったらしい。
さあ、いざ尼崎へ。順調に明石大橋をこえ、阪神高速に入る。
南京町のある神戸を泣く泣く素通りし、尼崎へと驀進する。

生焼豚ロール.jpg肉.jpg
●ロールケーキのようにくるんと巻いた豚バラ。右はカットした肉。

工場に着くと、たかちゃんが焼豚の準備をして待っていた。
まだ炊いてもないのに鍋にたっぷり入れてある醤油の、
何とも言えない香りが外まで漂っていた。
早速、たかちゃん、豚バラの一枚ものを出して4つにカットする。
鹿児島県「南州農場」の豚肉だ。生産から加工、販売まで一貫体制で品質管理にこだわってる農場。
ここの肉は管理が徹底していて安全であること、脂身と赤身のバランスが良く、食味がいいこと
から選んだ。うまい豚肉は脂身に甘みがある。
白衣を着て包丁を手にしたたかちゃんは、経営者の顔からすっかり職人の顔になっていた。
アバラ近くの肉や余分な脂身もカットして成形する。5キロ超ある豚バラから取り除いた部分は
約400グラム。勿体ないが、味良く形良く作るためにはやむを得ない。
この塊をロール状に丸め、紐で一つ一つくくっていく。
できるだけ形良く仕上げるために3分の2くらいまで巻いた後、さらに逆サイドから巻き上げる。
1キロを超える肉を縛るのはかなりの力と根気のいる作業だ。
最近は自動巻き機や伸縮性のネットを使うところが多いが、四角家の焼豚ロールは手で巻く。
一つ一つ大切に。この辺がこだわり。

焼く豚ロール巻く職人.jpg 肉投入.jpgたかちゃん.jpg
白下糖.jpg一度目の炊き上げ.jpg重しをする.jpg
●12月にできたばかりの白下糖を入れたタレで一度目の炊き上げ。落とし蓋をしてさらに重石をする。秘伝のたれ.jpg焼豚ロール2度炊き.jpg
●これが焼豚ロールの命となる、秘伝のタレだ。このタレで二度目の炊きこみをすることで表面が黒っぽくなる。

巻いた肉を小豆島のおいしい醤油と白下糖を加えたタレで1時間落とし蓋をして、
途中あくを取りながらしっかり強火で炊きあげる。おそらく、通常の焼豚なら、これで完成。
四角家の焼豚ロールは、この次に最も重要な工程がある。
中華の料理人であるたかちゃんがおよそ30年、継ぎ足し続けた秘伝のタレでもう一度炊く。
いわゆる老舗のウナギ屋とかにある創業以来継ぎ足して使っている、その店独自の命のタレだ。
一年や二年でできるような味ではない。
一度目のサラッとしたタレとは明らかに違うとろみと美しく黒く光る、何とも妖艶なタレなのだ。
これで30分コトコトと炊き、さらに火を止めてタレの中で寝かせる。
この工程により、肉がさらに柔らかくなり、味に深みが加わる。
こんな手間のかかる工程を経て、「焼豚ロール」は完成する。
ほかの店の焼豚とは違うローストしたような黒っぽい表面の色や艶、重厚感と深い味わいは
こうした職人秘伝のタレによる二度炊きによって生まれるのだ。

焼豚ロール食べるタニシ君.jpgできたて焼豚.jpg
●できあがったばかりの焼豚をパクリ。まだ温かくて手で持つとちぎれてしまうほどのトロトロ。

できたばかりの焼豚を試食してみる。醤油が香る焼豚はトロトロ。上品な味だ。
できたてはもちろんうまいが、これが冷めてくると脂身も味もキュッとしまってくる。
焼豚の本当の旨みは冷めた方がよくわかる。

完璧だった。改めて料理人たかちゃんの技と、料理にたいして誠実に向き合う
ていねいな仕事ぶりに感動し、「焼豚ロール」がたくさんの人に愛される商品となることを確信しつつ
我々は帰路についた。

来年1月の発売に向けて、すべてが順調だった。この時点では・・・。
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第2章 ひたすら焼豚の日々。 [「焼豚ロール」開発物語]

焼豚ロールケーキ皿に.jpg

タニシ  「おっ! うまそうなロールケーキやの。アツッ! 熱いやないか!」
キマコ  「焼豚ロールで遊んでみました」
タニシ  「てっきり『ルーヴ』の新作かと思た。ほっほー。うちの焼豚ロールか。」
キマコ  「はい。オーブンで5分ほど焼いてみました」
タニシ  「これナイフいらんのー」

焼豚の試作ができて以来、ドン・タニシとキマコさんの焼豚を食べ続ける日々が始まった。
見た目はどうか。
他社のと比べてどうか。
一度冷凍したものはどれくらいで解凍できるのか。
開封後、どれくらいおいしく食べられるのか。
どんな調理が向いているのか。
長く愛される味になのか。
お客様が食べやすい、扱いやすい商品になっているか。
世の中に数ある焼豚の中で、一番おいしいと言える、一番感動を与えられるものになれるか。
今一度、開発というより、お客様の気持ちになって食べてみることにしたのだった。

山下屋切り身.jpg焼豚P切り身.jpg焼豚ロール切り身.jpg
●A社            ●B社            ●焼豚ロール

例えば、他社のと切り身を比べてみる。
A社は豚バラを通常の3分の1くらいの厚みにカットしてから巻いているので、
切り口はロール状というより一つの塊のよう。
B社は巻かずに小さくカットしたものをひもで巻いて煮てるから豚バラそのものの形。
焼豚ロールは豚バラの1枚肉をそのままロールケーキと同じような要領で巻き込んであるから、
見た目もロールケーキみたい。よしよし。見た目の特徴も出せてる。合格!

まず1週目は、そのまま切ってご飯のおかずに食べる。せいぜいタレをつけてみるくらい。
ひたすら毎日毎日食べる。冷蔵庫に入れていて3、4日しても常温に戻れば柔らかい。
さすがにこうも毎日焼豚が続くといい加減飽きそうなものなのだが、
不思議なことに、毎日食べても、やっぱり今日もうまいと思う。
これって本当にうまいってことだよね。さすが、たかちゃん。
翌週はいろいろアレンジして食べてみる。
あったかいご飯に貝割れや水菜と一緒にのせて、焼豚丼。
チャーハンに野菜とともに刻んで入れて、さらにスライスをのっけた焼豚チャーハン。
しょうゆラーメンにのせて焼豚ラーメン。
ラーメンなんかは切ってのせるだけでとろとろチャーシューになる。
インスタントラーメンでも超豪華なラーメンに! 

【焼豚アレンジメニュー】
●焼豚丼                ●焼豚チャーハン           ●焼豚ラーメン
焼豚丼160.jpg焼豚チャーハン160.jpg焼豚ラーメン160.jpg
焼豚丼セット.jpg焼豚チャーハンセット.jpg焼豚ラーメンセット.jpg

いろいろ調理してみたけど、正直、そのまま食べるのが一番うまい。と、確信したのだった。
通常、大きい焼豚だと、最後は食べ飽きちゃってチャーハンにしたり別のおかずに
しがちなんだけど、「焼豚ロール」はアレンジする前になくなっちゃうかもしれない。
キマコ  「いやー。おかげでちょっと私も丸くなってしもたー。これは罪作りな焼豚だ」
タニシ  「丸くなったんは、きのこの山のせいやろ」
キマコ  「あ・・・。この間新製品一人で食べたのまだ根にもっとる」
焼豚ロール、ボスにももっと食べさせますか? 違う意味で丸くなるかも。
タニシ  「メダカー。これ以上人間丸なったらどーすんや。仏様になるでないか」

「焼豚ロール」完成間近! いよいよ工場で最終打合せです。
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第1章 「焼豚ロール」開発プロジェクト、ついに始動! [「焼豚ロール」開発物語]

焼豚ロール完成モデル.jpg

発表します。2011年1月、「四角家餃子本舗」より新しい商品を発売します。
その名もズバリ、「焼豚ロール」
そのロールケーキのような形から、ドン・タニシが命名したのである。
命名については、不思議なことにドン・タニシとキマコ嬢の案がまったく同じだったことから、
会議時間30秒という恐るべき速さで決定。
何かしら爆発的ヒットの予感を感じる気の合い方だったのだ。

「四角家」では、実は以前から通信販売できる焼豚の販売を考えていた。
イートインでは焼き立てで大好評の焼豚だが、もう少しボリュームがあってギフトにもできる
焼豚を新しく開発したいとかねてから密かにプロジェクトは進行していたのだ。
そして、いよいよ開発プロジェクトも詰めの段階に入り、
11月のある日、プロジェクト会議のため、たかちゃんを「四角家」に呼び寄せた。

ipadを使いこなすたかちゃん.jpg打ち合わせ.jpg
 ああしよう、こうしようと白熱する会議。
 すると、たかちゃん、おもむろにかばんの中から
 iPadを出して説明を始めたではないか。
 タニシ・キマコ 「おおーっ!」

恥ずかしながら、iPad実物を初めて目にする二人であった。
たかちゃん  「最近は社内の売上や報告もこれで管理できるんやー。便利やで」
たかちゃん、カッコイイー!
いつの間にか「桃源郷」のクラウド化が進んでいる。すごい。
会議中、何か提案したり画像があると便利なものもこれですぐ見られる。
タニシ     「俺らもiPadでやりとりするか!」
キマコ     「賛成!」
あのー、二人しかいないんだから、普通に報告したらいんじゃないですか?と僕。
タニシ     「それもそやの。iPadやめ」

iPadはさておき、たかちゃんが試作品をもってたので、他社で人気の焼豚も含め、試食してみる。
比べてみると、一目瞭然。食べるとさらによくわかる。
A社のは炊きが浅いのか味が薄く、柔らかいが脂身が非常に多い。
B社のは逆に味が濃すぎて焼豚というより角煮に近い。
たかちゃんの焼豚は脂身と赤身のバランスがよく、とにかく味が上品なのだ。
しかも柔らかい。見た目もロールケーキのように巻きがキュッとしまった感じで美しい。
さすが、たかちゃん。経営者でもあるが、生粋の職人である。
技術とセンスと手間のかけ方が違う。
聞くと、二度炊きしてあるという。確かに醤油の風味が違う。上品で贅沢な感じがする。
さぞや、原料にも特別なものをたくさん使っているのだろうと思いきや、
水と醤油と砂糖だけという。えっ・・・。とてもじゃないが、誰もこれを食べて
原料が水と醤油と砂糖だけとは思わないだろう。
けれど、たかちゃんがこれまで何度も試行錯誤してしょうがやみりんなど様々な原料を加えて
作ってみたが、結局「これが究極」という。もちろん、職人の腕があってできうることなのだが。
いやほんとに、うまい。
しかし、ドン・タニシ。このうまい焼豚をさらに究極の焼豚にすべく、
原材料や大きさ、仕上げ方などとことん詰めていく。簡単に満足はしない。
会議は夜まで続いた。

タニシ 「よし。2011年1月焼豚ロールの誕生に向けて、がんばるぞ」
キマコ 「ひぃ、ひぃ、ふぅー!」
タニシ 「違うやろ」
キマコ 「あ、間違えた。誕生ってゆうからつい・・・」
皆で  「えい、えい、おー!」

本当においしい焼豚ができるまで、もうしばらくお待ちください。

「焼豚ロール」PROJECTチーム
たかちゃんセピア.jpgタニシセピア.jpgキマコセピア.jpg
●フードアドバイザー/たかちゃん ●プロジェクトリーダー/ドン・タニシ ●広報担当/キマコ

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プレモルバナー.jpg
本場さぬきうどんは合田照一商店
四角い餃子を注文する

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